新型ジムニーに社外セキュリティをインストールしました

<はじめに>

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さて。
セキュリティのはなしです。
ジムニーシエラに社外品のセキュリティをインストールしました。
新型ジムニーには純正でセキュリティが入っているのになぜ?と思うかもしれません。
それには2つの理由があります。

まずジムニーが窃盗団のターゲットとなる可能性が非常に高いという点。
先日もアメリカで開催されたニューヨークモーターショー2019において「2019ワールドアーバンカーオブザイヤーグランプリ」を獲るなど、いまジムニーは世界中で注目されています。
しかし需要に対して供給が全く追いついておらず、まず国内の受注分をカバーするために輸出を止めている状態です。

しかし世の中には「いくら払ってもいいからジムニーが欲しい」というニーズがあります。
それがたとえ新車価格の数倍の値段であっても。
しかも一般人には手に入らない、となればその価値は何倍にもなります。
当然、その需要に対して供給をする者が現れます。

次に新型ジムニーには純正でセキュリティがついていますが、この「純正セキュリティ」には大きな問題があるのです。
その問題をここに詳しく書くワケにはいきませんが、クルマ自体を盗むのはそれ相応の知識や技術がひつようですが、車上荒らしなどはやろうと思えば誰でも出来てしまいます。

そういった状況と装備を考えると、社外セキュリティが必要となると私は考え、セキュリティを取り付けることにしました。


今回取り付けたのはVIPER社製の330Vというモデル。
このモデルの特長は純正キーレスのロック/アンロックに連動し、セキュリティのオン/オフを自動で行うことができること。

高額なモデルではセキュリティ用のリモコンが別でついてきますが、はっきり言っておススメできません。
というのも、以前リモコン付属のセキュリティをつけていたのですが、まずリモコンのバッテリーの消耗が早く、しかも専用バッテリーが高額。
さらに数年使うと中途半端なメッキが剥げてみずぼらしくなり、その上純正キーレスと比較すると防水が甘く中に錆が出てくるのです。
もちろん、ちゃんと名の通ったメーカーのミドルグレードの商品です。
そんな理由からこういったキーレス連動をおススメします。

私は取り付けはすべて自分で行いましたが、電装品の取り付けに自信のない人はプロに依頼した方がいいです。
セキュリティの取り付けは電装品の中でも難しいジャンルです。
インパネやハンドルなどを物理的に取り外すノウハウ。
常時電源やアクセサリー電源などの電装品用語に加えて「カーテシ線」などの専門用語。
電源の+/-の知識や、配線を接続するための専用工具。
車両火災への対策。

さらに(これが最も大切なのですが)セキュリティ本体や配線をパッと見たときにわからなくするカモフラージュ技術。
具体的にはセキュリティの配線をむき出しのままにするのではなく、純正の配線のなかに紛れ込ませたり、場合によっては配線の色を変えるなどの工夫が必要なのです。
そうしなければ、純正そのままでの配線では窃盗団にとっては基本問題のようなものなので、ニッパーひとつでアラームを止められてしまうからです。

VIPER330Vの本体価格は安い店だと1万円程度、オプションなどを含めても1.5万円といったところでしょう。
しかしセキュリティのプロショップで取り付けると本体+工賃で5~6万円はかかります。
このプラスアルファの差額はそういったテクニックにあるのです。
逆に言えば安価にセキュリティを取り付けると、その分しかカモフラージュしてくれない、場合によっては配線むきだしということもあります。
量販店やディーラーも含めて店で取り付けを頼む場合はどこまでしてくれるのかをしっかり確認しましょう。




ちなみに私の場合、取り付けだけで丸2日かかっています。
ほかに配線図を入手したり配線色やコネクタ位置を調べるなどの下準備に数日を費やしました。
そのかいあってカーショップに見せてもほぼわからないレベルにまでは取り付けできました。
もちろん、セキュリティのプロの足元にも及びませんが、窃盗犯への威嚇と時間稼ぎにはなると思います。

なお取り付けの際のテーマは「プロが取り付けたと思わせる純正風の社外品」。
取り付けの詳細をここで見せるわけにはいかないのですが、例えばよくあるダッシュボード上にピカピカ光る「スキャナー」と言われる部品。
市販品を取り付けると「いかにもDIYで付けました」というのが丸わかりなのです。
そこでプロショップでは自社の屋号やマークを入れたオリジナルのスキャナーを取り付けて、プロがつけたことをアピールしているのです。

今回はそんなスキャナーは取り付けず、同梱品のLEDをステアリング右側にあるスイッチの空きパネルに装着しました。

なにせこのLEDを見るだけで窃盗犯なら社外セキュリティが入っていることはすぐにわかります。
光量も十分に明るく、これだけでも威嚇効果は計り知れません。

ちなみにセキュリティを取り付けても防犯対策としては不十分です。

〇車内にモノをなるべく置かない
〇置くときは車外から見えないように
〇布などをかけて置いたものが見えないようにする
などの盗まれないようにする自己努力も必要です。
残念ながらいろんな人がいますから。

なお、取り付けに関するご質問にはお答えできませんので、悪しからずご了承ください。

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